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ゴミ屋敷の強制執行について

    

ゴミ屋敷の強制執行について2016年5月17日、東京都品川区は空き家となっているゴミ屋敷のゴミを処分するために行政代執行を行いました。

行政代執行とは行政による強制執行のひとつです
例えばゴミ屋敷の場合、行政はゴミ屋敷の住人に対し、度重なる注意や勧告を行い、状況の改善を求めます
住人が応じなければ期限を設けた命令を下します
期限までに改善が見られないとなると、行政として行動に出る他に選択肢がなくなるのです

 

 

 

 

品川区が行政代執行を行使した理由

品川区の場合、所有者に改善を求める戒告を続けてきたのですが、期限までにまったく応じる気配が無かったため、行政代執行に踏み切ったとのことです。

強制執行により20トンものゴミが処分され、損傷の激しかった外壁と柱が修繕されました。
一時的に品川区が負担した費用は、所有者に請求されています。

品川区が強制執行に踏み切ったのは、2014年に国によって施行された「空家等対策特別措置法」が大きなバックボーンとなっています。
一人暮らしの高齢者が他界した後の空き家や、地域環境を損ねるゴミ屋敷が社会問題としてクローズアップされてきていた頃です。
品川区は2016年に「品川区空き家等の適正管理に関する条例」を制定し、本格的な対策に乗り出し始めました。

 

他人のゴミに首を突っ込むとトラブルの元に

ゴミ屋敷に他者が介入して片付けていくという行為は非常に難しいものがあります
なぜなら勝手に他人の敷地に入ることはできませんし、ゴミと財産との区別が付けられないからです
所有者がそれを必要とすればゴミでさえ財産のひとつとなるのです。
実際に愛知県名古屋市において、ゴミ屋敷からあふれ出て路上に放置されたゴミを動かそうとした女性が住人に暴行を受けたという事件がありました。

 

ゴミとは何?ゴミでない物は?

国の定める「廃棄物処理法」によると廃棄物の定義はゴミを含む不要物となります
しかしながら、ゴミに対する定義は存在しません
海の漂着物にも元々の持ち主がいますし、流木で芸術作品を創作するアーティストもいます。
物はケースバイケースで取引され価値が生み出されていきます。
そして、必要とする人のところへ落ち着くのです。

 

悪影響だらけのゴミ屋敷

ゴミ屋敷に住む人がゴミを必要としているかどうかは別として、不用意な介入はトラブルの元となります
しかしながら、地域の景観を損ね環境を著しく悪化させていることは間違いありません。
周辺住民は悪臭に耐え、ゴミ屋敷の前を歩かなければなりません。
不衛生極まりないゴミはカラスに突かれ散乱したり、風にまかれてお隣の敷地に飛ばされたりします。
溜めこまれた多くのゴミから繁殖したカビや細菌は近所中に飛散し、免疫力の弱い方々にさまざまな病気をもたらしてしまいます。

 

そしてとうとう強制執行

ゴミ屋敷の及ぼすさまざまな悪影響に対して、まず近隣住民からの苦情が上がります。
苦情の声を受けた行政は立ち上がらざるを得ません。
そして、情報収集と相談、注意喚起を繰り返し改善するようを求めていきます
やがて注意喚起は勧告になり、命令になります。
そして、とうとう強制執行というかたちを執らざるを得なくなるのです。

行政としても行政代執行に踏み切ることは苦渋の決断と言えます。
なぜならば、そこまで応じないのであれば負担した費用を支払うとは限らないからです。
さらに執行後の住人の生活を保障していかなければなりません。
本来は住人自らゴミ屋敷を片付け、近隣住民と交流しつつ住環境を整えていくことがもっとも望ましいことなのです

 

変わっていく地域の環境保全

ゴミ屋敷となってしまう事情もさまざまで、行政区分によってルールが異なる場合もあります。
けれども、それ以前に人間として最低限の生活ルールがあることを忘れてはいけません
それは個人の基本的人権に基づくものでもあり、地域の生活環境保全のためのルールでもあります
個人の基本的人権が変わることはありませんが、地域の環境保全のためのルールは変わっていきます。
なぜならば、住む人が変わり、社会全体も地球環境そのものも変わっていくからです。